BRITISH LION

英吉利の獅子

英吉利の獅子

IRONMAIDENのベーシストのスティーヴ・ハリスのソロアルバム。
全体的な曲の印象としては、70年代HRとかブリティッシュロックのイメージに近い。IRONMAIDENの楽曲群のようなモノを期待すると肩透かしを食らう。

30年以上のキャリアを持つバンドのリーダーなワケだから、どうしてもスティーヴ=メイデンという固定観念が邪魔をしてしまうんだよなぁ。や、メイデンっぽい曲を期待していたわけではないんだけど、どうもね。
固定観念を外して聴いてみたとしても、リチャード・テイラーのVoがなーんかイマイチで気に入らない。クリアな声質ではないし、『とりあえず歌ってますよー』感が拭えなかった。

Tr1〜3あたりは、どうにも馴染めず早々にリタイアしそうではあったが、その後は徐々によくなっていく。しかしながら、Tr10の締め方は『え、これで終わり?』って感じだったが。
収録順を変えていれば、もうちょっと良かったんじゃないのかね。


賛否両論がありそうな一枚。どちらかといえば、スルメ盤なのかな。聴くにつれて評価が変わっていきそう。